グリーンITとリッチクライアントCurl
地球温暖化問題に対する取り組みに【グリーンIT】がにわかに脚光を浴びています。
もともとITシステムは「グリーン」と言われています。
例えば、出張などで人が移動すると航空機、タクシー、電車とエネルギー消費が伴います。
これに対してテレビ会議システムやe-mailなどのITを導入することで省エネルギー化を実現します。
しかしながら、IT機器の国内総消費電力は経産省の調べでは、このままのペースでIT機器が増加すると、2050年には日本全体の電力消費量比で約50%を占めるそうです。
そこで、IT関連の省エネを実施し、総電力消費量比を削減させる働きが「グリーンIT」になります。
一般にITにおける省エネの対象は、「サーバ側」、「クライアントPC側」とその中間にある「ネットワーク」の3つと言われています。
特に、サーバ機器に代表する「サーバ側」を供給するメーカが率先して「グリーンIT」に取り組んでいます。
その理由のひとつには、グリーンIT機器に変更すると、断然効果が見えるからです。逆の見方をすると、それだけサーバ機器の発熱量が大きいということでしょうか。
ところでCurlですが、ソフトウェアにも係わらずITシステムをCurl化すると、「サーバ側」を省エネできます。
何故でしょうか。
CurlによるITシステムは、アプリケーションをWebから配信します。
これは、通常のWebアプリと同じです。
では、違うところは何でしょうか。
それは、ITシステム利用中における、サーバへのアクセス頻度と転送量が異なる点です。
通常のWebアプリは、クライアントのリクエストに応じて、サーバで画面とデータを生成し、クライアントに画面とデータを配信します。
CurlのWebアプリは、画面はクライアントで生成し、データのみサーバから取得します。
【クライアントからのリクエストに対して】
- CurlのWebアプリ : 『データ』を送信
- 通常のWebアプリ : 『画面』と『データ』を送信
つまり、『画面』部分をクライアントが受け持つことで、サーバ側の負荷を軽減するのです。
非常に小さな省エネです。
ですが、数万人規模が利用する企業システムでは、この小さな省エネが大きな効果を生みます。サーバ機器増加の抑制、ネットワーク帯域の最適化、サービスレベルの向上などなど...
【グリーンIT】を全面的に使ったITシステムは少ないと思います。遅かれ早かれ、企業の社会的責任である環境対策とITのTCO削減の両方を実現するグリーンITによるITシステムは、今後のITシステムの重要なピースになるでしょう。
現時点では、その実態がどのようなもになるかわかっていません。私はと言うと経産省関連のグリーンIT推進協議会に参加してグリーンITを勉強しています。![]()

