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2008年2月27日 (水)

VB資産のCurlマイグレーション(デブサミ08レポート)

Curlクロスメディア・プロデューサー 杉本 健

昨年から参加させていただいている翔泳社さんの”デブサミ”で、今年もカールは講演させていただきました。セッションにご参加いた皆様、ありがとうございました(Developers Summit 2008、2008年2月13日~14日開催)。

今回のカール講演は、「VB資産のCurlマイグレーション」と題し、今年の4月にサポートが終了し、ビジネス利用への影響が考えられるVB6のWeb化ソリューションをご紹介しました。

最近の「日経コンピュータ(08年2月1日号)」記事でも警鐘されているように、VBのサポート切れに伴う企業情報システム部門の対応方法が問われています。もちろん、サポート終了後も、そのままVB資産を使い続けることは可能ですが、将来のメンテナンス対応やサポートが終了したソフトを使い続けることへの懸念からマイグレーションを検討している企業が多数あるのも事実です。

また、VB資産を持つ情報システム部では、アプリケーションのWeb化を望みながらも、Web化することでVBアプリケーションが提供している操作性・機能が損なわれる恐れからWeb化を決断できなというジレンマが存在しています。

Curlをはじめとするリッチクライアント製品は、このようなジレンマを解消するプラットフォームであり、CurlもVBなどさまざまなC/S型システムからのWeb化を支援して参りました。その経験と蓄積したノウハウから”VBアプリをCurlに自動変換するツール”をリリースできるようになり、企業のWeb化プロジェクトにかかるコスト削減に協力できたと思っています。

少々前置きが長くなりました。

セッションでは、自動変換ツールの開発元の住商情報システム株式会社Curl事業部、岡井システム開発部長がCurlおよびVBマイグレーションサービスの概要を説明し、自動変換ツールの詳細は、共同開発のきしだなおき氏が行いました。それでは、セッションのサマリーと、補足説明をさせていただきます。

1.自動変換ツールとは

  • VBソース(input) ⇒ 自動変換ツール ⇒ Curlソース(Output)

  • VBのソースコードを自動変換ツールにかけることで、Curlソースが生成されます。

2.自動変換ツールの仕組み

  • ツールはJavaベースのプログラムである

  • レイアウト部および、ロジック部のソースを個別にコンバージョンができる  

  1)VBのレイアウト部

    • .frmのレイアウト部 ⇒ 画面レイアウトコンバータ機能 ⇒ Curlのソース

    • ほぼ100%コンバージョンできる

  2)VBのロジック部

    • .frmのロジック部
      .basロジック部   ⇒ ロジックコンバータ機能 ⇒ Curlのソース
      .clsロジック部 
    • 変換率は60%以上。変換率は今後も段階的にあがっていきます。(理由は後述)

  3)変換できなかった部分

     変換できなかったソースコードは、手作業でコンバージョンを行うか、または、VBのファンクションに対応するCurlのファンクションを作成してアプリケーションを構築します。

3.変換後のCurlアプリケーションのシステム構成

  • クライアントにはマイグレーションされたCurlアプリケーションがある

  • WebサーバにはDBサーバと接続するJavaで作成したモジュールがある
  • 両者間は、HTTPなどの標準プロトコルで通信する

  • VBからマイグレーションしたCurlアプリケーションは、システム起動時に最新のCurlアプリケーションをWebサーバからクライアントへダウンロードする
  • Curlアプリケーションのソースは、VBのファンクションと同じ形のファンクションがCurlにある。これらのファンクションは、ライブラリに登録することで変換率が向上する(先ほどの段階的に変換率が上がっていく理由です)

4.自動変換ツールのコンセプト

  • VBのファンクションに対応するファンクションをCurlで作成

  • 作成したファンクションは、ライブラリに登録
  • マイグレーション後のメンテナンス性を考慮して、可能な限りCurlネイティブの型や制御構造を保ったコーディングにする

  • ライブラリにファンクションを追加することで、変換率が向上する仕組みとする

  • CurlのソースにVBのファンクションを持たせることで、VB開発者がコンバージョン後のCurlのソースコードが理解しやすい  

5.システム構成図

自動変換ツールを用いてCurl化した際の、システム構成図は次のようになります。

Vb2curl_3

リッチクライアントの理解が広がるにつれ、C/S型システムのWeb化は今後も増加が見込まれます。

ところで、この自動変換ツールですが、いきなりコンバージョンを実行するには勇気がいると思います。そこで、コンバージョン前に別途用意させていただいているアセスメントツールを実行することで、変換率などがわかるチェックシートを出力することができます。

チェックシートには、変換率の他に、コンバージョンができなかったファンクション、そのライン数などを表示しますので、シートを元に移行スケジュールを確定させることができます。

# アセスメントツールは、無償で提供していますので、ご興味、ご関心がある方は、弊社Webサイトのこちらのページhttp://www.curlap.com/service/migration.html からお問い合わせください。moon3

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