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2008年2月18日 (月)

Developers Summit 2008レビュー

RIAエバンジェリスト 三野 凡希

先日のDevelopers Summit 2008~リッチクライアント最前線~ ではたくさんの方にお越しいただきましてありがとうございました。おかげさまで超満員でした!
50分と時間があまりにも少ないので深い話はできませんでしたがCurlとMSのWPF、SilverLight、AdobeのFlash、AIRのアーキテクチャの違いや方向性の違いがなんとなく分かっていただけるような内容になったと思っています。
残念ながら会場にこれなかった方にどんな話があったのかCurlの視点からポイントを報告したいと思います。

モデレータ:小川 誉久さん(株式会社デジタルアドバンテージ代表取締役)
パネラー :小島 英揮さん(アドビシステムズ株式会社)
パネラー :春日井 良隆さん(マイクロソフト株式会社)
パネラー :私、三野 凡希(株式会社カール)

1.各社のRIAの特徴

各社のRIAのアーキテクチャの図(オンライン版とオフライン版)を見せて特徴を小川さんが比較し話が始まりました。
色々な話はありましたが、大きな違いはCurlはオンラインでもオフラインでも同じ環境(Curlの場場合はRTE(ランタイムエンジン))で動作するが、他社のものはオンライン、オフライン(他社の方はWebアプリとデスクトップアプリとわけていましたが)では別環境となる点でだということです。

2.対応するOSについてWindows、Linux、Macがあり、各社製品によって対応状況が違うがこれはなぜか?(Curlはエンタープライズ向けなのになぜすべて対応しているのか?)

Curlが導入されているエンタープライズシステムは設計部署あるいは公的機関などさまざまであり、MacやLinuxももちろんある。だからこそ全てのPCをサポートしなければならないと考えていると述べました。ただMSの春日井さんはエンタープライズにおいてはWindowsがほとんどの市場を占めていることから果たしてMacを対応する必要があるのかということをおっしゃっておりました。

3.オンラインとオフラインアプリケーションの作り方の違い

Curlはオンラインでもオフラインでも同一言語、同一環境で動作します。他者との意見の大きな違いはCurlはオフラインでも動くのは「業務をとめない」「オフライン時にもオンラインアプリケーションと同じものを使用できる」という目的があるのに対し、他社さん(特にAdobeさん)はオンラインアプリケーションとオフライン(デスクトップアプリ)は目的が異なっていると述べ「オンライン(Flash)は「高リーチ(つまり多くの人に届く、使ってもらう)」のに対し、「オフライン、デスクトップ(Air)は「高機能」と言っておりました。Curlの思想はもともとオンラインで高機能を実現することですので、この辺も我々Curlと他社の製品の違いだと思いました。

4.各社が考える「リッチ」とは何か?

Curlはエンタープライズシステムに多く実績があり、UIについてはコンシューマエクスペリエンスアプリケーション(BtoC)の場合は「より多くの人につかってもらう」目的があるのに対しエンタープライズアプリケーションの場合は「より少ない人数、より短時間で業務を行える」目的と違いがあることを述べました。BtoCアプリケーションの場合はマウスを使用したドラッグ&ドロップやアニメーションなどを使用することによって効果をあげる方法がありますが時代に逆行するような「キーボードのみですべての操作ができる」ようなものがエンタープライズでは「リッチ」だったりするということを述べました。
また、開発側にとっては今まで「ユーザーニーズを実現できなかった」しがらみがなくなることの「リッチ」やまた、SOAなどのバックエンドと相互作用することによるアーキテクチャの「リッチ」などについてもお伝えしました。
他社さんはやはりUIとしての「リッチ」を強調しており、「使いやすさ」だけでなく「心地よさ」なども考慮にあげる必要があると述べておりました。また付随する質問としては「イントラネット業務アプリケーション(いわゆる社内システム)にも「リッチ」さは必要あるのか?」という質問があり、これについては3社とも「必要である!」という意見になりました。Adobeの小島さんは「しかしながらエンドユーザーからUIについての用件はあがってこないので、コンサルテーションが必要」と追加しました。これについては私も同感です。ほとんどの企業の情報システム部門の方やユーザーはWindowsやHtmlの画面やインタフェースになれており、「それ以上の操作性や使いやすさを実現するUI」についての発想がなかなか出てきません。だからこそUIについても我々ベンダーやコンサルタントが常に新しい発想で研究・提案していかなければならないと思っております。


今回は50分でしたので質疑応答まで時間がなくてできませんでした(それでもオーバー!)が次回(あるかわかりませんが)はより具体的に各社製品の違いやCurlの優位性をわかっていただくべく戦いたいと思っています!

投稿時刻 14:32 | 個別ページ

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