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2008年1月

2008年1月30日 (水)

Chapter3:Enterprise2.0-「企業システムのカテゴリ」

RIAエバンジェリスト 三野 凡希

今回は企業が使用するITシステムをカテゴリ分けをしてみたいと思います。
カテゴリ分けをする場合にSLATESを唱えたMcAfee氏のITカテゴリを使用してみます。(別にMcAfee氏の信者というわけではないですが…(笑))
詳しくは「ハーバードビジネスレビュー2007年8月号」に詳しく書いてありますので是非見てみてください。

企業システムは「ファンクションIT」、「ネットワークIT」、「エンタープライズIT」という3つのカテゴリに分けることができます。

ファンクションIT

個々の作業をより効果的に遂行するためのものであり、たとえばワープロ、スプレッドシートがそれに当たります。使用するのは個々の社員でありたとえば設計エンジニア、デザイナーにおいてはCAD、デザインツールなども含まれるでしょう。ファンクションITは特に企業全体で統一である必要がなく、お互いに補完要素もありません。

ネットワークIT

社員間が双方向のコミュニケーションを可能にするためのものであり、
たとえばe-mail、メッセンジャー、またWeb2.0ではではBlogやSNSなども含まれるでしょう。

エンタープライズIT

「基幹系」と呼ばれるITシステムで社員グループ間や取引先間における情報の授受のやり取りを見直すための法人向けアプリケーションです。たとえばCRMやSCMのように業務プロセス全体を定義するアプリケーションや企業間のコミュニケーションを自動化させるEDIなどはこのカテゴリーに分類されます。このエンタープライズITはファンクションITやネットワークITとは異なりトップダウン志向で成り立つシステムであり、組織全体にその使用を課するものです。

このように企業システムの分類がはっきりすると、どの分類にWeb2.0が適用され、どの分類がWeb2.0ではカバーできないかが見えてこないでしょうか?
次回はこれらのカテゴリとWeb2.0テクノロジの関係をお話します。

投稿時刻 14:13 | 個別ページ

2008年1月25日 (金)

StarPAT

Curlクロスメディア・プロデューサー 杉本 健

日経システムズの2008年2月号にCurlで作成された特許情報検索パッケージ「StarPAT」が紹介されました。このシステムは、Webベースで作成された富士ゼロックスの「DocuPAT」とC/Sシステムベースで作成された住商情報システムの「パテントネット」を融合させたシステムです。

WebシステムでC/Sシステムの操作感が実現する両製品のいいとこ取りをした、まさにリッチクライアントのメリットを最大限に生かしたシステム化ではないでしょうか。

また、特許庁が保管するSGML形式の特許データを元に図面を表示して、検索結果のハイライトを図面内のコメントまで対応させたり、検索結果に関連するページを非同期で先読みすることで利用者に待ち時間を与えないなどユーザの立場でシステム化されています。

新しいCurlのアプリケーションを見るたびに思いますが、必ずと言っていいほど新しいCurlの使われ方を感じることができます。これは、リッチクライアントの登場で「Webシステムだからできないのが当たり前」の考えが、「ユーザが本当に必要とするモノをWebで提供したい」にITのマインドが変化してきたからではないでしょうか。

改めてリッチクライアントのマーケットの深さを感じました。moon3

TS

投稿時刻 17:54 | 個別ページ

2008年1月21日 (月)

Chapter2:Enterprise2.0-「Enterprise2.0の定義」

RIAエバンジェリスト 三野 凡希

前回はWeb2.0のおさらいでしたが今回は「Enterprise2.0」という言葉についてお話します。まあ、この言葉もバズワードですけどね。
実は皆さんもご存知かもしれませんが「Enterprise2.0」という概念を提唱した方がいらっしゃいます。ハーバードビジネススクールのAndrew McAfee教授です。
McAfee氏は金融サービスの分野においてWeb2.0の主にブログ、SNSなどのいわゆるソーシャル・ソフトウェアを企業内で活用する場合にもたらす組織的なインパクトを説明しています。
Web2.0はどちらかというと企業外のシステムおもにフォーカスしているのに対し、McAfee氏は企業内でのWeb2.0の活用を説明しております。
彼はその変化の中で重要な6つのキーワードを示しており、頭文字をとって「SLATES」と呼ばれています。

S(Search):
検索エンジンで必要なコンテンツを検索することです。しかしながら、ユーザーにとって真に重要な情報を適切に提示できる検索エンジンの構築するためには。まだ多くの解決すべき課題があるともいっておられます。

L(Link):
ユーザーが重要なコンテンツに対してリンクを貼れるようにすることである。インターネットの世界では一般的だが、企業内においてはあまり一般的ではないと思います。

A(Authoring):
ユーザー自身が自由にコンテンツを作成し、公開できるようにすることです。具体的には、ブログやSNSが使用されることになるだろう。多くのユーザーから共用されるコンテンツについてはWikiの活用が有効なケースもあるだろう。

T(Tag):
ユーザー自身が、コンテンツに対して分類情報を付加することです。たとえば、“役に立つ”“必読”などのタグを付加することが考えられます。多くのユーザーがタグ付けを行なうことで自然発生的にコンテンツの分類が行なわれることになります。いわゆる、“フォークソノミー”(folksonomy)という考え方です。従来型の管理部門が行うトップダウンの分類(taxonomy)ではなく、人々(folk)によるボトムアップ型の分類を行っていこうという考え方であります。

E(Extension):
こちらは拡張を意味しますが、ユーザーが分類したタグ情報をシステムがパターン化/カテゴリー化し、コンテンツに新たな価値を付け加えることである。たとえばAmazonのリコメンデーション・エンジン(「この商品を買った方は以下の商品も買っています」)と同様に、ユーザーの情報検索やタグ付けのパターンに応じて、そのユーザーにとって重要性が高いと思われる情報をシステムが自動的に判別し、推奨を行なってくれるわけです。

S(Signal):
ユーザーがコンテンツをその都度参照・確認するのではなく、重要な情報が更新された時にシステムが自動的に通知してくれることである。具体的にはRSSにより実現されることが多いと思います。

このSLATESが示しているように最近企業内ではブログやWIKI、メッセンジャーといったものを導入して社員間のコミュニケーションをフラットにし、効果を挙げる企業も増えてきています。
WEB2.0のテクノロジはこのように企業内(Enterprise)においても高い効果を挙げることができることをMcAfee氏は強調しておりますし、私もそれに同感です。
しかしながら企業のみなさんが携わっているITシステムはWeb2.0やSLATESのなかでご紹介してきたマーケティングおよびコミュニケーションのためのシステムだけでしょうか? もちろんそれだけではなく、いわゆる「基幹系」と呼ばれているITシステムにも携わっているかと思います。それらのITシステムは果たしてWeb2.0やSlatesのポイントだけで解決できるものでしょうか?
次回は企業が使用するITシステムとWeb2.0との関係を明確にし、これからの企業のITシステムに必要な要素を明確にしていきたいと思います。

投稿時刻 18:24 | 個別ページ

2008年1月16日 (水)

Developers Summit 2008~リッチクライアント最前線~

RIAエバンジェリスト 三野 凡希

今年もDevelopers Summit(通称デブサミ)の時期がやってまいりました。もちろんCurlも講演いたします。今回は以下の2つです。

◆2008年2月13日(水) 13:10~
   
【13-D-3】  リッチクライアント最前線

  

◆2008年2月13日(木) 14:20~
   
【13-D-4】  VB資産のCurlマイグレーション

私はリッチクライアント最前線でパネラーをやらせていただきます。内容はデジタルアドバンテージの小川氏がモデレータとして進行していただき、アドビの小島氏、マイクロソフトの春日井氏、それからCurl代表として私三野がパネラーとしてリッチクライアントについて激論します!
当日は激しいバトルになりそうですので、皆さん飛び火には十分気をつけてご参加くださいgood

もう一つのセッションはVBアプリケーションのCurlへのマイグレーションソリューションについて講演します。
マイグレーションツールやコンバートツールはよくあるソリューションで、導入してみたら結局手作業で開発する部分がほとんどだった、という話をよく聞きますが、このソリューションは事前に"V2C-アセスメント・ツール"にて自動変換率の診断(無償提供)を受けることができるので、どのぐらいの自動変換率になるのか、手作業での開発はどのぐらいになるのか、など導入前にコストやリスクを把握することができます。
VB資産がありWebに移行できずに困っている方!是非この講演で詳細を確認してください。
V2Cソリューションについての詳細はこちらをご覧ください。


では、デブサミにてお会いしましょう!

投稿時刻 10:49 | 個別ページ

2008年1月14日 (月)

Chapter1:Enterprise2.0-「Web2.0のおさらい」

RIAエバンジェリスト 三野 凡希

みなさん。あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
今回は以前からお話しておりましたX-over Development ConferenceやWeb2.0 Expo Tokyoでの私の講演を元に、まずは「Enterprise2.0」をテーマにお話ししたいと思います。
その前にまずWeb2.0についておさらいしたいと思います。ご存知のようにTim O'Reilly氏が2004年により提唱されたコンセプトですが、2005年半ばからニュースサイト、ブログ、雑誌でも数多く取り上げられるようになり、認知度は非常に高くなりました。
Web2.0では、Webという生態系を議論の対象としWebの全体像を整理したもので、Web利用者にとって有益な情報であるといえるでしょう。
最近ではNTT DoCoMoさんが「DoCoMo2.0」と使ったりということもあり、そういったこともWeb2.0が普及したといえる要因となると思います。
4 たとえば「ロングテール」といったキーワードはAmazonさんなどの事例にもあるように、これまでのビジネスのあり方を変えるもので、これまでの売れ筋、死に筋の考え方ではなく、ニッチで需要の少ないものまでをビジネスターゲットを広げることで小さな売り上げを積み上げて大きな売り上げにするといったものです。この「ロングテール」のビジネスは「ユーザー参加型」や「集合知の利用」といったキーワードと相互作用することで実現することができます。
また、「サービス型」というキーワードもありますが、これはアプリケーションのパッケージ型からサービス型への変化、たとえばGoogleさんのGoogleMapsというWebAPIやAmazonさんのWebサービスなどがそれにあたります。また「マッシュアップ」はそれらサービス、WebAPIを組み合わせることで新たに付加価値を提供することと短期間・低コストでWebサイトを構築することを可能にしました。
またブログ、SNS、Wikiに代表される事例からは情報発信者の多様化が上げれらます。従来は企業からユーザーといった一方向の情報発信のみでしたが現在ではユーザの口コミ情報などと企業が発信する情報が相互に連携し企業間およびユーザー間の相互連携が加速されました。まさにこれが「集合知の利用」「ユーザー参加型」である。
これらWeb2.0の実現手段や事例からわかるように、いかにコンシューマと企業とのコミュニケーションの垣根をとり、いかに「情報」を収集・提供・操作していき、ユーザーの動向を抽出して対顧客(コンシューマ)に対してマーケティング、販売活動につなげることかということがポイントとなっています。次回はこのWeb2.0と企業システムとの関わりについてお話していきます。

投稿時刻 13:30 | 個別ページ

2008年1月 8日 (火)

Curl recevies InfoWorld Technology of the Year Award for the Best RIA

米国Curl,Inc. 吉田 貴幸

皆様、あけましておめでとうございます。 本年もどうぞ宜しくお願します。

本日は嬉しいニュースがあります。 米国大手ITメディアの一つであるInfoworldの2008 Tehcnology of the Year Award Application Development部門にてBest RIA PlatformとしてCurlが見事選ばれました!

MITにて産み出された技術をベースとした製品力が、開発拠点でもあり、活発な動きを見せている米国RIA市場で認められたことにメンバ一同喜んでおります。 

Infoworldによる製品レビューはこちらからご覧になれます。 この中で、著者のMartin Hellarは次のように評しています。

Curl may well be the most interesting computer language that you don't already know.

2008年はRIA市場は様々な動きがある年になると思っています。 今回の受賞を追い風にCurlも飛躍すべくスタートを切っております。

投稿時刻 07:55 | 個別ページ

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